Cale / Cotton Silk Denim Pants

ブランドが始まってから初めてデニムと向き合い何度も試行錯誤を重ねて漸く納得のいくモノが出来たという2つの洋服は、Caleらしい視点で『他には無い普遍さ』を捉えていました。

両者共に使用されている生地はコットンとシルクを混紡させたネップデニム。

デニムらしい堅牢さと品の良さが上手く共存している風合いが魅力的であり穿き込んでいく事で色落ちも生まれ、ネップと共存した独特の経年変化は大きな醍醐味と言えます。

そして経緯ともにシルク混の糸が使用されている為、肌に当たる部分も同等にデニムとは思えない程の繊細で優しい質感となっておりその着心地は最高の一言に尽きます。

5PKTのパンツは特にベースが存在している訳ではなくデザイナー佐藤さんが思い描くベーシックさと他には無いバランスを探って辿り着いたもの。

シルクネップの味わい深い生地の表情に華奢なベルトループや小ぶりなドーナッツ釦、そして日焼けしたかのような雰囲気ある革パッチ。

ありそうで無い要素達の掛け合わせがこの1本には自然と調和されていてその違和感の無いまとまりの良さは自分自身がCaleらしいと感じた1つの所以かも知れません。

ただやはり、ジャケットもそうですが視覚的に理解出来づらい部分いや、むしろそういった部分にこそブランドの強みが眠っている事も事実。

このデニムパンツに関して言えば股上の深さ、腰回りや尻ぐいの収まりがかなり絶妙で、そこから派生するフィッティングの良さはきっと想像以上の体感となる筈。

当然そこにはシルク混の優しさも影響していますが、着用者が憶える"身体に合っている"という感覚は素材以上に設計の素晴らしさが物語ります。

その上でスッキリとさせた美しいストレート型というのも佐藤さんらしい大人のスマートさが垣間見えてとても惹かれてしまいました。

もしかするとワイド主流の方には新鮮に感じるかも知れませんが逆にその新鮮さを求めているのであれば、この1本はかなり納得して貰えるかと思います。

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Cotton 65%  Silk 35%

2
ウエスト　約82cm(平置き直線距離×2)
股上　約32cm(股下縫製部分からベルト芯)
股下　約76cm(股下縫製部分から裾)
ワタリ　約29cm(股下縫製部分から脇縫製部分)
裾幅　約21cm(裾両側外面の直線)

3
ウエスト　約84cm(平置き直線距離×2)
股上　約32cm(股下縫製部分からベルト芯)
股下　約77cm(股下縫製部分から裾)
ワタリ　約30cm(股下縫製部分から脇縫製部分)
裾幅　約22cm(裾両側外面の直線)

4
ウエスト　約88cm(平置き直線距離×2)
股上　約33cm(股下縫製部分からベルト芯)
股下　約79cm(股下縫製部分から裾)
ワタリ　約31cm(股下縫製部分から脇縫製部分)
裾幅　約23cm(裾両側外面の直線)


モデル
179cm 66kg
size 4